先日、「もし、まつもとさんがバスにはねられたらRubyはどうなる」と質問された。
答えは「1.8はそのままバグフィックスしながら継続。現在のRubyは十分に良いから。1.9は自然消滅するかも」である。
ま、自分でも「十分に良い」と思っているRubyだが、改善の余地がないわけではない。
で、改善したい点はいくつもあるのだが、一番気になるのがスコープ問題。 具体的には
そこで、以下のようなルールにしてはどうだろうかと考えている
他にも「多重代入の明確化」、「メソッドコンビネーション」、「セレクターネームスペース」などなどあるのだが、なかなか決めきれない。
『Thinking in Java』などの著者であるBruce Eckelによる「Javaに飛びついてた連中が今度はRailsのおかげでRubyに移行しているようだ。でも、Pythonに比べてRubyのどこがいいの?」という問いかけ。マジに質問したいのか、「Pythonのがいいじゃん」の婉曲な表現なのか区別はつかない。ただ、彼は前にもRubyに対して同じ問いかけをしているわけで、つまり要するに「Rubyは彼の趣味にはあわないぞ」ということだけなのかな。
で、私はPythonエキスパートではないので、彼の問いかけの対象ではないのだが、 私がPythonで嫌いな点は、実はインデントによるブロック構造ではなく(間接的に関係はしているのだが)、式と文が明確に区別されている点だ。
これのせいで、
などなどの弊害がある。いや、これでなにかができなくなるわけじゃないし、 別にたいして困りはしないんだけど、なんかすっきりしないというか、 不要な思考を強制されるというか。
とかいうことを、ruby-talkに書こうとしたら、マシンがハングした。 呪われている。