休み明けでボケているが、〆切は迫る。
Linux Magazineでの『初等Ruby講座』の連載は今月発売の11月号で最終回を迎えたのだが、 実は間を空けずに新連載が始まるのであった。
「まつもとに入門は無理だろう」という(本人も含めた)予想にもかかわらず、 2年にも渡って連載が続いたのは大したものだが(自画自賛)、 とはいえ、正直なところ入門ではないような領域も結構あったように思う。
そこで今回は『探訪Ruby』と題して、Ruby界のあちこちから目新しいトピックを紹介する ような連載にしたいと思う。 言語設計者としては、ほっとくと文法とかインタプリタの実装といった コアの部分に集中してしまう傾向があるけれども、 冷静に考えれば、言語なんてプログラミングという活動全体からみれば小さな一部分に過ぎない。 Rubyを出発点にして、いろいろなアプリケーションや、プログラミングテクニック、 ひいてはプログラミングそのものまで解説できたらと考えている。
今月は第1回なので、Rubyの紹介と全体の概観に終始すると思うけど。 あいかわらず〆切直前にならないと書けない人なのだった。
ちゅーわけで、今月からもよろしく。