秘密じゃないよね。
Dave ThomasによるConstructor Methodの紹介ですが、 「コンストラクタをprivateにするのはどうか」という疑問の声を読みました (もう消えてしまったのでリンクできませんが)。
もちろんDaveがなにを考えていたのか分かりませんが、 私は「コンストラクタをprivateにする」価値があるケースはあると思います。
つまり、オブジェクトの複数の生成法があり、それぞれが同じように重要だった場合、 コンストラクタをprivateにしなければ、 「コンストラクタが採用している生成法がもっとも重要である」という 「正しくない暗黙のメッセージ」を与えてしまう可能性があります。 逆に言えばコンストラクタをprivateにすることにより、 「どれも同じように重要だ」という暗黙のメッセージを送ることになります。
良い設計というのは、こういう暗黙のメッセージが(意図してかどうかはともかく)、 うまく状況に即しているものではないのでしょうか。
経済産業省からお誘いのメールをいただき、さいわいにも東京にいたので、 経済産業省別館にて開かれた「Bruce Perensを囲む会」に参加しました。 お誘いのメールには「ランチミーティング」とありましたが、「ランチは出ません」とも書いてありました。 ランチタイムに開く会という意味だったようです。
で、行ってきました。言語は終始英語。 鵜飼さん、佐渡さん、八田さんなどをはじめとして(この業界で)有名な人もたくさんいました。
Perensの発表はなかなか説得力のあるものでした。たぶん、明日の内容と重複していると思うので、 どこかで資料が公表されるのではないでしょうか。
それから経済省のムラカミさんという方が話されました。
個人的には異論ありまくりなんですが、その点については後で本人と語りました(後述)。
集会後、Perensと個人的に話しました。
とかいうような話の後、Open Source Evangelistの備えるべき条件てどんなもんだろうか、 という質問をしました。
なるほど。Perens自身はElectricFenceやBusyBoxの開発経験があり、 また長らく映画業界(Pixer)にいたのでビジネスのことも分かるということなのでしょう。 こんな人、日本にいるかな。
最後にムラカミさんと話しました。私からは
というような話をしました。ある程度納得していただいたようで、 方針の転換を検討するという建設的な意見をいただきました。
いやあ、よかった。