4894712741を注文する。 020161622Xは著者たちからもらったサイン入りを持っているものの、 日本語訳は持ってなかったからだ。
これは自分が読むのももちろんだが、プロジェクトメンバに読ませることになると思う。 今回のプロジェクトは時間も人間もタイトなので、かえってこのような「知恵」を 身に付けてもらうことが重要になると考えたからだ。
彼らのインタビューも参考になる。
しかし、DaveとAndyはすごいなあ。 このような人たちに注目してもらって、4894714531まで書いてもらった Rubyはなんとラッキーなのだろう。
で、Pragmatic Programmersのインタビューの最新が XML批判であった。ちょうどLinux Magazineの最新号の連載で展開していたXMLについての批判とほぼ共通している。 要するにXMLは広く使われすぎ、ということである。
XMLは元々マークアップ言語である。それが構造データの表現として使えるからという理由で 使ってしまうのは、開発者の怠慢に過ぎない。XMLは
という特徴によって、構造データ表現としては最悪に近い。 連載でも述べたが、構造データ表現のファイルフォーマットなら、 YAMLの方が1024倍は良い。
ただし、XMLにも価値がないわけではないと思う。 文書データ相互変換のピボットを考えるならば、 (たとえばdocbookなどとともに)XMLを使う以外に「まともな」解は存在しないだろう。 ツールもプロトコルも適材適所ということである。
「ハンマーを持つ人にはすべてが釘に見える」ということわざはXMLに限らず真実である。 いや、Rubyにおいてもその通りであろう。自戒しなきゃ。
Numeric#stepがFloatに対して正しく動かない問題に半日悩んでいたのだが、 こちらを直せば別の問題が出る、という具合でなかなかうまくいかない。 結局、田中昌宏さんが[ruby-dev:20177]で対応してくださった。 これは全部のテストが一発で通った。うーん。
やっぱり、私が数値関連に手を出したのがまちがいだった。 「下手な考え休むに似たり」あるいは「餅は餅屋」。