今日はリンクだけ。ま、実際、「形あるもの」とは性質が違うのに「所有権」というのは難しいやな。
赤ん坊を風呂にいれる。本当に久しぶりなのでやり方を忘れていたり。 やや、おっかなびっくりの入浴であった。でも、だんだん思い出してきたぞ。
ruby-talkメーリングリストで上記のサブジェクトのスレッドが発生、 けっこうな数のフォローアップがある。
要するに「アメリカ大統領選挙、誰に投票する?」というような内容なのだが、 [OT](Off Topic)と明示されているとは言え、そういう話題が出てくるという点が印象深い。
「ケリー(民主党)支持、選挙ボランティアに参加した」とか、 「共和党支持だからブッシュ」などいろいろな意見が出ていた。
これがなにを意味するのか。
いずれにしても、こういう微妙なテーマが、 フレームになることもなく淡々と進んだスレッドというのも珍しい。
個人的にはあまり知性を感じられない現職が継続するのはいかがなものか*1、 という気持ちがあるが、残念ながら投票権はない。
*1 日記を書いている時点ではブッシュ勝利が確定しているわけだが
午前中は次女をプライマリの活動で教会につれていく。 なにか工作をするのだそうだ。ついでに姪っ子や甥っ子と少々遊ぶ。
ここのところ、赤ん坊がうちにいるせいでほとんど自宅で作業しているので、 休日と言っても上の子供たちが学校に行っていないと言うだけで、 ほとんど違いのない生活であった。
慣れない家事も少々マシになったか。
前田くんにも指摘されているように、 しばらく前からfvwm(それもfvwm1)を捨てて、xfce4に移行している。
直接の動機は、fvwm1の古さによって、GnomeアプリやKDEアプリとウィンドウマネージャの連携ができない点だ。 日本語化されていないこともときどき困るし。
で、xfce4をしばらく使ってみての感想は
良い点
気に入らない点
いわゆる「デスクトップ」には詳しくないので、 世の中には私の理想にかなうウィンドウマネージャがあるのかもしれない。
できてほしいことは、
だけなんだが。
私は音楽ファンではないが、いち消費者の立場から見ると不思議でしょうがない。
結局はレコード会社が旧来のやり方を変えたくないというのが一番大きいのだろうか。 司会者の言葉
CCCDでも、輸入権の問題でも、音楽業界は何らかの“コントロール”をユーザーの世界に持ち込みたがっているように見えて仕方ないんですよ。例えば、映画では昔から興行権が認められていて、どういう形で収益をあげていくのかは映画会社側でコントロールできますよね。
というのが印象に残った。
ただ、まあ、ちょうど最近コントロールを強化したいという気持ちをちょっと理解できる経験があった。
私の知人にはセミプロのミュージシャンがいる。 自費出版のCDを何枚か販売したり、コンサートを開いたりしている。 対象が限定されているので、手広くというわけにはいかないが、 ミニコンサートなどはそこそこの客の入りらしい。コアなファンがいるのか。
その彼から新CDが出るという手紙をもらった。その中の一節。
コンサートなどで「応援してます。友達からダビングしてもらったテープいつも聞いてます」と言われると複雑な気持ちです。応援してもらえるのはうれしいけど、CD買ってもらったらもっとうれしいですよね(笑)
まあ、レコーディング費用やCDのプレス代も回収しきれないようでは、 「買ってほしい」という気持ちはよくわかるし、コピーによる「売り上げ減」を目の当たりにするとそういう気持ちになるのも理解できる。違法だしな。
そういう状況で「(CCCDなどで)技術的に禁止できる」と言われたら、 手を出したくなる気持ちも分かるなあ。実際には 本当はコピーじゃなければそもそも彼の音楽を聴かなかったかもしれないから、 「減」とは言い切れないんだけど。
むしろ、「コストを安くして広く届ける」中で広く薄く費用を回収する方が長い目で見るとお得なんだと思う。だけど、最初にそれを行うのは勇気がいることだよなあ。
半年に一度のステーク大会。今回は諸般の事情で岡山の教会で。
何人かを乗せて岡山まで移動。途中、あまりにも眠かったので、岡山道で運転を交代してもらう。 やはり夜更かししすぎたか。
神権役員会ではお話が当たっていた。 「ホームティーチングと神権個人面接」という決して特異とは言えないテーマと、 最後から二番目という順番にアテられてすっかり緊張してしまう。
内容は、出エジプト18:13-23を引用して、「組織化」の重要性を、 それからルカ14:28-30を引用して「計画」の重要性を、 その他、「情報伝達と意思疎通」、「時間の有効な使い方」、「動機づけ」など なんとなくビジネスセミナーのような内容になってしまった。 パワーポイントとか使うとよりそれっぽいだろうな。
しかし、基本的に自分のできてないことを、 「こうしたらうまくいきませんでした」とか、 「だから私はダメなんです」という自虐的な話の展開になるクセはなんとかならないものか。
今度は子供たちを連れて岡山へ。 妻と赤ん坊は留守番。
日本向けに衛星放送で説教を中継。テクノロジーの進歩だ。 総大会もインターネットで見れるしな。 日本にいながらにして、めったに聞けないような人から日本向けの話が聞けると言うのはありがたいことだ。 ただ、通訳が入ると話にのめりこめないような気がする。 とはいえ、英語だと全部分かる自信がないし。
集会終了後、岡山ステーク内のいろいろな人に会った。
頻繁に繰り返されたやりとり:
A: 赤ちゃん生まれたんだって、おめでとうっ B: ありがとうございます A: で、名前は? B: まだ決まってないんです A: え、まだ決まってないの。期限があるんでしょ B: ええ、木曜日までですが。なんとかします。 A: 決まったら教えてね
(Aはだれか、Bは私)。
ほとんど同じ内容の会話を何度したことか。 いい名前を決めるのは難しいのよ。今回は特に難しい気がする。
講師はかずひこくん。だんだん難しくなってきているのだが、 参加者の皆さん、よく耐えてついてきている。
ところで、録音されたかずひこくんの声は、録音された私の声に似ているのが不思議だ。 実際に話している時に似ていると思ったことはないし、 外見も身長も全然違うのだが。
Ruby用商用IDE。特徴は
だそうだ。結構うれしいかも。でも、お金を出して買う人がどれだけいるかはよくわからない。
現時点では無償のテスト版のみ。 最終的にはシングルユーザライセンスが$99、 全社ライセンスが$499。
本来は税金の徴収メカニズムに関する問題を説明したものだが、林氏はこれを著作権に当てはめ、著作権の保護をあまりにもゆるめると無断コピーのために利益が上がりにくくなる一方で、保護をあまりにも強めすぎると今度はその保護に必要なコストが増大することやユーザーの利便性を損なうことが原因でやはり利益が得られなくなってしまうことを説明した。
そうなんだよ。コンテンツホルダーがこの辺を理解してくれれば世の中はもっと住みよくなると思うんだけど。
とりあえず
と思っている。それとは別に文化の発展のため
が構築されると望ましい。なにもコンテンツホルダーの権利を簒奪しようというわけではない。 もうちょっと気軽に、かつ正当に利用させてほしいというのだ。 もっとも、「正当な対価」として考えている価格にかなりの乖離がありそうな気はするけど。 その辺もオープンに市場が形成されてほしいものだ。
今日は前田くんが講師。私はいるだけだなあ。一番最後にあいさつだけはしたか。
正直、なかなか高度な内容なのに、しっかりついてくる生徒さんが多いのには感心した。 島根県と言っても馬鹿にしたもんじゃない。
お役に立てたでしょうか。
ITmediaは最近こういう知財関係の話題が多いような気がする。 それだけホットな話題ということなのか。
クリエイター陣は、著作権法は出版社など企業ばかりを守り、企業に素材を提供するクリエイターを守りきれていないと話した。
権利関係でうるさいのは著作隣接権を持っている連中で、 実際のクリエイターは結構冷遇されているという話。
私自身も著書を持ってたりして、ここでいうクリエイターの端くれなわけだが、 さいわいあまり冷遇された覚えはない。が、
若手イラストレーターにとっては仕事がもらえるだけで御の字。権利を主張しようと契約書などを持ち出すと、編集者に嫌がられ、仕事がもらえなくなりそうで怖いという。これは決して杞憂ではない。
漫画評論家の米沢嘉博さんによると、以前、漫画家の権利を主張しようと組合を作った女性漫画家3人が、出版社に“干された”ことがあったという。よほどの売れっ子でない限り、クリエイターの立場は出版社より弱く、権利を主張することは大きなリスクを伴うようだ。
というような話を聞くと同情する。
実際にモノを作り出す人がいてこその知財だと思うのだが。未来はどっちだ。
「薄型テレビへの買い替えとともにデジタルテレビの普及が進んでいる」ので、 「「せっかく買ったのだから」と、視聴者の間では、できれば早く地上波デジタル放送を見てみたいとの声が高まりつつある」のだそうで、 結論としては一般消費者の要望に後押しされる形で、 タイトルにあるように「地上波デジタル放送の普及は、誰にも妨げられない」のだそうだ。
ふーん、誰に聞いたのかな。 あるいは「薄型テレビの売れ行きがいいらしい」という情報だけから ここまで妄想できたのだろうか。
私のような薄型テレビに関心はなく、買い替える予定もないような、 貧乏人は置いてきぼりにしても構わないということなのね。 思いっきり自分のスコープ外の人々を切り捨てる態度がすがすがしい。 が、人間として尊敬はできない。
やっぱテレビ卒業も近いかな。
以前、考えた時には「無理かも」と思ったTraitsだが、 今日になって久しぶりに考えてみたら、 なにも難しいことをせずとも、ただ単に新しくModuleを生成する演算(メソッド)を いくつか追加するだけで良いのではないか、という気になった*1。
ただ、Rubyのモジュールは一種の継承関係を維持しているので、 sumなどをきちんと定義できるかどうかはまだ不明だ。 もうちょっと考えてみよう。
それはそれとして、ModuleとClassの間の継承関係は不要のような気がしてきた。 もちろん、実装を共有できる部分は多々あるのだが、だからといって継承関係が必要なわけではない。 以前、MethodとUnboundMethodを分離したように、ClassとModuleを分離してもよいかもしれない。
*1 そうしてTraitsを導入して何がうれしいのかはいまいち不明なのだが
当初、ORマッパーについて書こうと思っていたのだが、 どうしてもRDBについて書く気になれなくて、ここ数日困っていた。 結局、RD, Textile, Markdownなどの「プレーンテキスト風味マークアップ」について 書くことにする。とはいえ、テーマがようやく決まってもさっぱりやる気が向上せずに相変わらず困っているのだな。
小学校1年生の息子は最近まで自転車にさっぱり興味がなかったのだが、 とうとう自転車に乗ることを覚える気になったらしい。
「やる気になった時にやらせる」のはうちの教育方針なので、 さっそく自転車を買いに行くことにする。 自分で自分の自転車を決めることそのものが、 脳味噌の普段使っていない部分を刺激するらしく、頭から煙が出そうなくらい悩んでいた。
あちこちの店を回ってさんざん悩んだ揚げ句、 BMX風の22インチ車を購入することにした。普通、もうちょっと子供っぽいのにするんじゃないのか。
まあ、いいか。
先週ステーク大会だったので、今日が断食安息日。松江出席。
日曜学校の時間、突然妻が現れて驚いた。家で休んでいるはずだったのに。 結果的に「ちび」のお披露目になった。もっとも、1時間ほどで先に帰ったんだけど。
午後、息子の自転車の練習につきあう。 というか、全然乗れない子供の練習ってのは毎回支えないといけないし、 結構な時間走り回ることになって、体力の衰え著しいプログラマには相当辛いんですけど。
ぐったりした休日であった。まだまだ練習につきあわなくてはいけなそうだ。
とうとう、Rubyist Magazine 第3号が発刊された。
正直な話、こんなに定期的に出るとは思わなかった(失礼)。 3号目あたりから遅れはじめるのではないかと心配していたのだが、 杞憂だったようだ。もっとも、編集は大変のようなので、ボランティアは歓迎する。
編集と言ってもいろいろで、たぶん一番必要なのか「原稿の催促とチェック」ではないだろうか。 必ずしもRubyに対する深い知識が必要とは限らないので、躊躇せずに名乗り出てほしい。
さて内容だが、今月も盛り沢山だ。
高橋編集長による「Rubyらしさ」についての考察。 「Rubyらしさ」ってなんだろう。10年経っても分からない、が、確かに存在する何か、か。
かずひこくんへのインタビュー。私も横からツッコんでいる。
初心者向け企画。結構貴重かも。
数学パズル。脳味噌が醗酵しそうです(数学苦手)。作者の能力の限界を越えてRubyが活用されると言う好例。
Ruby/Tkメンテナの永井さんによる Ruby/Tk の記事。 ちょっと目を離している隙にどんどん進歩している。 「Tkなんて時代遅れ」などと先入観にとらわれず、再チャレンジしてもよいかも。
Web::Controller::Simpleの紹介。Webアプリケーションフレームワークのもっとも重要な機能(だと私が思っている)画面遷移のやり方について紹介しています。
Ruby Library Report 第 2 回 Java との連携
私のLinux Magazineの連載と思いっ切りかぶってそうな記事。強敵だ。
Blogツールlilyの紹介。小さいのでいろいろ遊べるのが魅力だったりする。 記事登録用ツールがCGIKitを使っているのが興味深い。
使ったことがないWin32OLE。Window使いには結構魅力的なデモになりそう。
KOF2004のレポート。ノートPCの前に何時間もたたずんだことが思い出されます。
なんなんでしょう、これは。ApacheとMozillaの対決というのは意味があるのだろうか(真剣に考えてはいけません)。
最近のニュース
イベントカレンダー
みんながんばってます。
で、〆切なのだ。しんどい思いをして書いていて、 ふと気付くとなんと1ページ以上書き過ぎているのだった。
がーん。
まだ十分に説明していないところもあるのに、 と嘆きつつ泣く泣く削る。〆切は守れたので良いとしよう。
ただ、CD-ROMに載せようと思っていたプログラム(rd2sxi)は間に合わなかった。 来月はFedra Coreを載せるので校了が早かったらしい。
はあ、そうですか。私も「見てみたい」とは思いますから、9割に含まれるんでしょうか。
しかし、
データ放送や、放送と通信を連動させた高機能サービスのイメージを理解した上で答えてもらうため、10月に首都圏の20−49歳の男女180人を会場に集めてデモンストレーションを見せ、意見を聞いた。
とあるが、高機能サービスはデモンストレーションしても、 コピーワンスのことや、域外放送のことは説明したんだろうか。
機能だけを見せて「見たいか」と問えば、ほとんど人は「見たい」と答えるような気がする。 しかし、本当に重要な問いである「テレビを買い替えて、チューナーを買ってまで見たいか」と問われると、 多くの人が「じゃあ、いいや」と答えるのではないかと。 BSデジタルの現状と同じことではないかと。もっとも地上波には2011年にアナログ放送終了という強制が控えているのだが。
なんとなく、都合の良い結果を得るための調査のような気がしないでもない。
がんばっていただきたい。後輩も就職したので応援している。
注目しているのが、商用サービス。
「これまではソースコードを見られないプロプライエタリな製品を買うか、オープンソースの基盤上に自社で開発するしかなかった。Zope Enterprise CMSならばライセンスを購入し、それをもとに自社のアプリケーションを構築できる。“買うか、作るか”から“買って作る”というパラダイムチェンジだ」(ゾープ・ジャパン代表取締役社長の山本烈氏)。価格は1CPUの基本ライセンスが数百万円から、CPU無制限のライセンスが1000万円前後となる見込みだ。
開発者を支援する「Zope Solution Alliance(ZSA)」も立ち上げる予定で、第1弾として2005年1月から「ZSAデベロッパプログラム」を開始する。トレーニングを優待価格で受講できるほか、ニュースレターの配信などが受けられる。会費は年間5万8000円としている。
「いっせんまん」ですか。安いのか、高いのか。
金額だけ聞くとえらく高いように思えるが、 実際問題ちょっとした企業を運営しようとすれば、月数千万の売り上げは必要な気がする。 オープンソース関連企業の人たちからの共通の愚痴は(数年前の話だが)「無償でも手に入るものに金を払いたがらない客が多くて困る」なのだが、ここ数年で状況は変化しているのか、Zope Japanはこの壁を乗り越えられるか。暖かく見守りたい。
ところで、「Ruby Solution Alliance (RSA)」とか上記と同じ値段で始めたら、 何人が欲しがるのかなあ。国内だけならZopeよりユーザは多いと思うけど*1。
*1 「本気のユーザ数」だとZopeに負けるかも
どうやら、マシンが盗まれちゃったらしい。
同情を禁じえない。オープンソースだとソースが完全になくなっちゃうことはないけど、 それでも泥棒に入られたらショックだよなあ。
いいニュースなのかな。
NoSoftwarePatents (NSP)キャンペーンによると、ポーランドの支持がない限り、5月に同法案を支持していた国では欧州閣僚理事会が定める過半数には満たないという。
NSPはポーランド政府の決定を評価。17日発表した談話の中で、欧州閣僚理事会は提案を再検討の上、ソフト特許を認めない方針を取っている欧州議会が認めたものに沿った形に書き換えることが必要になったと指摘している。
もしかしたら将来、ソフトウェア特許を避けるためオープンソース開発者はヨーロッパに集まる、 なんてことが現実になるかも。ヨーロッパかあ。
Dave "Pragmatic" Thomasがイギリスのホテルでテレビを見ていたら、 「University Challenge」という番組でこんな問題が出たそうだ。
Which programming language was named after a precious stone by its creator, Yukihiro Matsumoto, to suggest it is a jewel of a language?
開発者まつもとゆきひろによって宝石の名前が付けられたプログラミング言語は?
解答者は「Perl」と答えてしまったそうだ(苦笑)。
しかし、テレビのクイズに出題されるとは....。
ゼンドのォ技術はァ世界一ィィィッ。
かどうかはよくわからないんだけど、
スクリプト・キャッシュ機能は、ランタイム・コンパイラによって生成されるコンパイル済みバイナリをキャッシュすることで、コンパイル処理の分、実行速度を向上できる。コンテンツ・キャッシュほどではないが、最大で3倍程度の性能向上が実現できる。
ってのはどういうこと?
Rubyの経験だと内部表現へのコンパイルは一瞬で、 それをキャッシュするくらいでは全然高速化されないんだけど。 3倍の向上ってことは、普段の実行時間の70%くらいがコンパイルで消費されているってことなんだけど。 ありえない。
それともZendエンジンってのはめちゃめちゃコンパイルが遅いとか、 キャッシュされるバイトコードは普段のものとは違うなにかだとか?
実はAOT(Ahead Of Time)コンパイラだ、とかいうなら理解できるが、 それなら3倍くらいでは収まらないような気がする。
十分にあり得る話だ。しかし、その228のうち意図して盗用されたものはおそらくないだろうから、 そのほとんどは新規性が薄いことが考えられる。 いざ裁判になれば、かなりの確率で無効にできると思われる(甘いか)。 他の零細なオープンソースプロジェクトと違ってLinuxなら裁判を維持することが可能だと思われるから、 よっぽどのことがないと特許でLinuxが訴えられても泣き寝入りの危険は低そうだ。
おまけにLinuxプロジェクトを訴えても、メリットはないように思える。 訴えた方のイメージは下がるし、 オープンソースプロジェクトは貧乏だからろくな賠償金は取れそうにないし、 特許使用を差し止めても、誰かがあっという間に回避パッチを作るだろうし。
特許侵害があるかもしれないのはマイクロソフト製品だって同じことだ。 ソースが公開されていないから十分検証できないだけのことだ。 でも、特許侵害ってのはバレなきゃいいってもんじゃない。 確かにマイクロソフトは特許訴訟が発生しても、 弁護士に十分な報酬を払えるだろうし、たとえ負けて賠償金を払っても、それで傾くことはないだろう。 でも、そんなことに払うお金があったら、もっと良いソフトウェアが開発できるんじゃないだろうか。
だから、「Linuxに228の特許侵害(があるかも)」という「事実」があっても、
それが意味するところは「だからLinuxを使うのは止めた方が」ではなく、
「だからソフトウェア特許は産業振興を疎外阻害する」ではないだろうか。
ま、バルマーとしちゃ、Linux使用への不安をあおることができれば、なんでもいいのかもしれないけど。
ところで、特許って侵害した製品の純粋な利用者に賠償請求できるんだっけ。 庶民の感覚だと無理筋なんだけど。
昨日のエントリと同じことを考える人はやっぱり一杯いるよな。
人は時々あまり意識しないで対抗馬に不当な評価を与えて、 FUD (Fear, Uncertain, Doubt) を招くことがある。 私自身もたとえばRuby以外の言語に言及する時にそうしていないとは断言できない。
が、バルマー氏は分かっていないとは考えにくいので、タチが悪い。 少なくとも公正ではない印象を持つ。
通称『ゴジラvs沢口靖子』。先日、NHK BSで放送されたものの録画。
平成ゴジラの2作目で、脚本は確か公募だったはず。 ちょっと素人っぽい印象があってなんだかなあって話ではある。 先日の『怪獣総進撃』(1968)の方が工夫があった気がする。
しかし、興味深い点もあった。
後者は「火星軌道にはいつも火星がある」と同様に、 えせ科学の思いこみのひとつかもしれない。 クローン人間が記憶や意識までコピーしちゃうのも同類だよな。 実際には一卵性双生児以下の関係しかないのだろうに。
「B00029DDWQの50年ぶりのリメーク」などというコピーに惹かれてレンタルしてみる。
まず、すぐに気がつくことは、そのコピーが間違いであること。 なによりタイトルからして違う。チャールトン・ヘストンの『十戒』(1956)の原題は 『The Ten Commandments』だが、この作品は『Moses』である。 なんのことはない、同じ旧約聖書を原作にして作られた映画ではあるが、 この二本の映画には直接の関連はない。
さて、実際に見てみると、私は『Moses』の方が好みであった。 ただ、人によって好みは別れるかもしれない。
『Moses』は旧約聖書の記述にかなり忠実である。 『The Ten Commandments』ほどドラマ仕立てが少ないので、 ドラマティックな盛り上がりでは負けている。 しかし、聖書にある通り「口が重いもの」として描かれるモーセにはリアリティがある、 っていうか、チャールトン・ヘストンかっこよすぎっ。
ばりばりの特殊効果に頼ることもなく、モーセ、アロン、ヘブル人、そしてファラオなど、 それぞれの気持ちの動きを描いていく様子も好感が持てる。 また、222分という時間にもかかわらず、唐突に終わってしまう『The Ten Commandments』に対して、 『Moses』はレビ記の終わり、モーセの最期まで(わずか120分で)描き切っている。
ただ、カットワークがあまり上手でない。突然の暗転がこれほど多用されると学芸会みたい(特に後半)。 あと、いくつかの部分が説明されないので、一緒に見ていた子供たちには補足説明が必要であった。 なんで40年も放浪する必要があったのか、とか。
それでも旧約聖書(出エジプト記からレビ記まで)を読んだことがある人には、 こっちの方がお勧めかな。
主演は『ガンジー』も演じたベン・キングスレー。 クリストファー・リーも冒頭ちょっとだけ登場。 しかし、クリストファー・リーはいい感じに歳をとったせいか、 あちこちの映画で見かけるようになったなあ。 そのうち「ドラキュラ」なんて言われなくなるに違いない。 本人もそれが望みだろう。
Paul Grahamから「新しいエッセイ」を見てくれないか、とのメールをもらう。 日本(やヨーロッパ)とアメリカを(ハッカー的見地から)比較するというエッセイであったが、 いくつかの事実誤認と、同意できない点があったので指摘するメールを書く。
Eric Raymondからも同じような指摘が来ていた。うーむ、銃だけでなく刀にも興味があったのか。
日本サイドからはこんな記事も見付けた。これもちょっと違うような気がする。
追記:
エッセイは公開されたらしい。 が、Acknowledgmentに私の名前はない。がっかり。Blurbも使われなかったしな。
子供たちが土曜日の代休で休みなので、 私も休みを取る。Linux Magazineの初校を取りにオフィスに寄ると、 同様に休みのはずのかずひこくんがいる。「私、休んでますよ」だそうだ。
そのまま高速を使い米子へ。「社会実験」とやらで普段の70%オフ。 普段の普通車650円だと利用する気にならないが、200円なら活用する気になる。
昼食後、何件か買い物に。
うむ、近所でやってくれる歯科医院はないものか。3Mix-MP法のホームページを見ても、医院のリストはないようだ。差別化になると思うんだけどなあ。
ACM SIGPLAN TOPLASから査読を依頼された。 名誉なことだと感じたので引き受けることにしたが、 英語の論文を一生懸命読まなくてはいなんなあ。
米子のスーパー(PLANT-5)で買ったピーナッツ。 よくあるハニーローストのピーナッツなのだが、 なぜかハバネロ入り。からい。とてもからい。
からいおやつがなにがいいかというと、子供に横取りされないことだな。
しかし、この商品名は何とかならないものか。
確かに似てはいる。そっくりと言ってもいい。 パクったのは誰の目にも明らかだ。
FCCのキャラクターはパッとみたところ,ドラえもんにそっくりなのだが,本物ではネズミにかじられてなくなったはずの耳がついているし,手はミトン型,服も着ていて,色も違う。名前は「Broadband」といい,どうやら「別人」のようだ。
ちゅーか、色が違う時点で、いくら似てても別人だろう。これで色が青けりゃ話は違うと思うけどな。 小学館も少々「似ている」キャラクタを使ったくらいで、
今後,FCCに対して書面を送り「ドラえもんというキャラクターが存在すること」「似ていると認識していること」「商標登録する場合には事前に相談すること」などを伝える予定にしている。
なんて反応をするのはいかがなものかと。いいじゃん、おおらかにとらえれば。 FCCなんて政府(関連)機関だったのが問題なのかな。 「ただちに使用を中止しろ」と言わないだけマシと考えるべきなのか。
いや、まてよ。
「ドラえもんズ」の中には色が黄色いのやオレンジ色のもいたような気がするな。こいつらには耳もあるな。 小学館が問題にしているのは、もしかしてこっちの方か。
あーあ、パメラ・ジョーンズ、OSRM辞めちゃったよ。Groklawをやめるわけじゃない(らしい)のが救いだな。
@NiftyデイリーポータルZより。
なんでも大阪には「猫の時間」という喫茶店があって、 猫まみれになれると言う話題。猫好きにはたまらないのであろう。 私はどちらかといえば、犬よりは猫が好きなタイプであるが、猫まみれになろうとまでは思わない。 猫は気まぐれだしなあ
しかし、上記記事の写真の猫(むぎちゃん)を眺めていて、ふと気がついたことがある。
生まれたばかりのうちの子(人間)にそっくりだ
そうだったのか、どうもどこかで見たような、と思っていたのだが、 まさか猫顔だったとは。そういえば、泣き声も心なしか「にゃあにゃあ」と聞こえないこともない。
が届く。今月は綴じ込み広告でGLAT (GOOGLE LABS APTITUDE TEST)なるものがついてくる。 Google Labsに就職するための試験のようなものらしい。 例によってクイズだ。
全部で21問あるのだが、
Solve this cryptic equation, realizing of course that values for M and E could be interchanged. No leading zeros are allowed.
WWWDOT - GOOGLE = DOTCOM
とかこんなのばっかり。応募者はどれくらいいるんだろう。
「IPSJ 論文誌 Vol.45 No. SIG 12 (PRO 23)」より。
forkを使ってサブプロセスでGCを行っちゃうというアイディア。 forkするとメモリ状態がまったく同じままコピーが得られるので、 ライトバリアが不要というアイディア。結構秀逸かも。 OSのcopy-on-write機能が働くので性能的にも有利かもしれない。
「既存のGC実装に簡単に適用できる」ということだが、 マークフラグを独立したビットマップで持ったり、 回収するオブジェクトの情報の受け渡し方法を(mmapとかで)工夫しないと性能が出ないような気がする。 特に前者は気をつけないと全部のページのコピーが発生してしまうので、 せっかくのcopy-on-writeが無意味になってしまう。
性能評価が知りたいものだ。
とはいえ、やっぱり「forkのないOSでは動かない」というのは厳しいかな。 某有名なOSをまったくサポートできないってことだものな。 その辺が論文掲載に至らなかった理由だろうか。
B0000YTR6Y
「不運続きのニュースレポーターがひょんなことから、3週間だけ神様のパワーを授かってしまった」というような話。大量の「祈り」を処理するためパソコンを使うっていう表現が面白かった。 祈りを検索したりね。後は自由意志は左右できないっていうルールも。結局はほのぼのと終わる。 そういえば、なんだか似たようなプロットの映画が以前にもあったような気がする。
さて、私が「3週間だけ神様のパワーを授かってしまった」というお題で話をつくるとしたら、 どんな話をつくるだろう。
うーん、いまいち。
結局自分が「パワーにはそれを使いこなす知性が必要」と考えているのがよくわかるな。
年に一度の松江ワード大会。松江に出席できるのはありがたい。 今月のステーク集会に欠席してしまったこともあって、あまり出番はない。 有意義な話もいくつも聞けた。
その後の指導者会でもいろいろと勉強になった。
最後のは結構重要で、これをしないと全ての会議がブレーンストーミングになってしまう。
ちえの和WEBページというサイトに 「コンピュータ偉人伝」というコーナーがあるのだが、 どういうわけだか「まつもと ゆきひろ」というエントリが登場した。
「らしい」とか「だろう」とか「ようだ」とか、 「伝記」っぽくない表現が多用されているものの、 よく調べたな、というのが正直な印象。
恥ずかしい限りだ。
今日は私が講師だ。テーマは「CGIアプリケーション」。
人生で数本しかCGIプログラムを組んだことのない人が講師とはいい度胸だが、 そこは大人の事情が*1。しょっぱなから、そのことを告白し、 受講者を不安に陥れつつ講習会は始まった。
結局、午前中はほぼ座学、午後はほぼ演習という形で行われた。 やや手際が悪かったが、全体として演習の分量は適量に近かったのではないだろうか。 ただ、演習の進度は人によって異なるので、演習を解くのに必要な解説を行うタイミングが難しかった。 また、そういう状態で受講者を助ける必要があったTAは苦労したことだろう。
ま、終わった、終わった。
*1 大げさな理由ではない。私が手をあげた時点でゆうぞうくんはCGIアプリケーション以外の部分の準備がほぼ終わっていたのだ
そのまま宴会になだれこむ。名目は「ゆうぞうくん歓迎会」か。 明日には帰っちゃうんだけど。
なんか、人間関係の話題が盛り上がる。 今まではもうちょっとドライな関係だったような気がしないでもないのだが、 コーポレートカラーも変化する(or した)のだろうか。
ところで、今日の場所はもうやめよう。あんまり気に入らなかった(特にイクラが(笑))。
ソウイウヒトニワタシハナリタイ。